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寝たきりによる体調不良は危険?そんな時に使いたい訪問マッサージとは?

寝たきりとは、病気での因子要因が原因で、安静(床にふすなどで身体機能活動をあえて低下させている事)を長い時間にわたり行っている事を言います。
その時間が長期なほど、身体機能、自律神経、筋力の低下が進み、気力の低下(これが一番怖い)や廃用症候群を併発させてきます。

目次

寝たきりになるとどうなるのでしょう?

人間の頭部は成人では個人差はあるが4~6キロくらいといわれています。
その重たい頭を支えるため人体構造はできているのです。立つ座る歩くなどの動作で重力がかかり、縦の重力バランスをとるため筋力は絶えず伸縮を繰り返し働いています。
身体の構造上、頭は常に上にありますよね。
頭が上にあることで筋肉は頭を中心に支える調整をしてくれています。
ですが、寝たままでいると筋肉はその働きが制限されてしまい、体の重さを縦でなく横の力として圧迫を受けてしまいます。

血管壁の圧迫とは?

この圧迫が長く続くと、血管壁にダメージが加わり筋肉運動でのポンプ作用(ふくらはぎの筋肉で静脈を下から上へ押し上げ心臓に戻す働きなど)が働かなくなり、血行不良を起こします。
そして、筋組織全体へ血行不良が起こり、組織内に酸素や栄養が滞り、新陳代謝が悪くなり組織全体の活動が低下していくのです。
また、末梢血管の不良により、血液を送る心臓の働きも低下してしまいます。

長期臥床による怖さ!

そして、長期臥床により、背中の筋肉や呼吸に必要な肋骨の動きも制限される事で、肺が動かなくなり呼吸運動が困難になってきます。つまり、体の動きを制限されてしまうと、呼吸すらできなくなってしまうのです。
また、横隔膜の動きが悪くなると、胃腸の働きも悪くなり、消化機能の低下での栄養吸収、排せつ機能もこんなにになってしまい生命活動がどんどん低下してしまうのです。

寝たきりによる怖さ!

このように、寝たきりになると様々な障害が出てくるなど、ご理解ができましたでしょうか?
その中でも特に怖いのは、褥瘡といわれるすなわち床ずれです。
長期臥床、酸素不足、血行不良、体力低下、ベッド上の接触面の増加による圧迫で床ずれはできてきます。
負のスパイラルに陥ると、なかなか治癒がしないところか、傷口から感染症を引き起こし、中には、組織がえぐれ、異臭を放ち、骨までも見えてくる事例もあります。

マッサージ施術による床ずれの改善法とは?

まず、床ずれのある患部には直接施術は行いません。
下肢の関節リラクゼーションで血行促進を行います。これは、下肢以外の部位、体幹や腹腔内の血行促進につながるからです。
そして、上肢の施術では、呼吸を楽にさせるため、上肢の関節リラクゼーション法で肩甲骨帯を動かし、背部の筋肉、肋骨筋を滑らかにし、酸素が体に行き渡らせるように機能回復を図ります。

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